ハローワークの求人ってブラックって聞くけど実際どうなの?
求人を探していると、よくこんな声を聞きますよね。
実際のところはどうなのでしょうか?
筆者はこれまで実際にハローワークで求職活動をし、ハロワ求人で採用され働いた会社が2社あります。
結論から言うと、他の求人サイトよりもブラックと呼ばれる企業が多いと感じます。
何がブラック企業なのかの判断は人によって少し異なりますが、
・給与が少ない
・ボーナスがない
・年間休日が少ない
・福利厚生が良くない
など、働く社員のメリットが少ない会社の割合が多いです。
私が実際にハローワーク求人で採用されて働いた会社は
2社とも上記に全て当てはまります
この記事では、実際にハローワークで求人を探した際に感じたメリットとデメリットをまとめました。
ハローワーク求人のメリット
比較的採用されやすい
ハローワークに出ている求人は、中小企業が圧倒的に多いです。
すぐに人手が欲しい急募の求人も多く、応募すると他の転職サイトと比べてすぐに採用される場合もあります。
また、私が過去実際にハローワーク求人を複数応募した際にそうだったのですが、面接が1回で済むところも多かったです。
小さめの会社が多いので、1回目から社長面接のような形をとっている会社もあります。
それなりに大きな会社だと2~3回面接がデフォですよね
すぐに働きたい!という場合はハローワーク求人はスピーディーに進みやすいです。
ただ、事務職など一部の職種は人気があり、何十人も受けている求人もあります。
ハローワークにて応募する際には、何人この求人に応募しているかをハローワークの人から教えてもらえるので参考にしましょう。
ハローワーク職員さんが応募連絡してくれる
ハローワークの求人は、「この求人に応募したいです」とハローワークの職員さんに伝えます。
そして、ハローワークの職員さんがその場で連絡をしてくださいます。
面接希望者の氏名、年齢などをハローワークの職員さんが先方へ電話で伝えたのち、だいたいはまず履歴書を送付する流れとなります。
その後は応募者と企業の直接のやり取りになりますが、第一アクションを自分からしなくて良いのは楽で良かったです。
電話が苦手なコミュ障なので、ハロワ以外の求人は電話応募がすごくハードル高くて毎回ドキドキしてました…。
電話が苦手な人にとっては地味に嬉しいポイントでした。
履歴書添削や面接対策など相談に乗ってもらえる
ハローワークでは求人の検索や応募以外でも、今後どういう求人を受けようか悩んでいるなどちょっとした相談も受け付けてもらえます。
また、履歴書の書き方や面接対策などのセミナーも開催しているので、初めての転職活動で不安がある人に対してもサポート体制が豊富です。
転職活動は孤独を感じやすく、なかなか就職先が決まらないと焦燥感に駆られやすいので、適度に誰かに相談するのはとてもオススメです!
ハローワーク求人のデメリット
給与が比較的低い求人が多い
ハローワークの求人は給与が低い求人が多いです。
ハローワークは求人を掲載するのに料金がかからないですが、
他の民間の求人サイトは掲載料が発生します。
有料サイトにお金を払ってでも複数掲載している企業は、大手企業やコストに余裕のある企業です。
相対的に見て、ハローワークにしか掲載していない企業はコストに余裕がなく、給与や福利厚生面があまり良くない場合が多いです。
手取り20万以下で賞与も昇給もない正社員求人もゴロゴロあります…。
無知だった20代の頃はそういった求人に応募して働いてしまいました。
非正規求人も時給が低い求人が多く、派遣サイトで派遣求人を探した方がはるかに時給が高かったです。
あまり条件が良くない
他の有料求人サイトに掲載されている求人と比較すると、給与の他にも賞与や昇給・退職金などが無い、もしくは少ない場合が多いです。
また、
・固定残業制
・年間休日が120日未満
・産休育休制度の利用実績もなし
といった条件面でのメリットが感じにくい求人もよく見かけます。
条件に関しては後悔しないようしっかりと見極めましょう!
こちらの記事では、固定残業制(みなし残業制)について解説しています。
【体験談】みなし残業制求人はブラック?実際に働いて感じたデメリット解説
書かれている条件と違う場合がある
これはハローワーク求人でよく聞く話ですが、
求人票に書かれている内容と実際の雇用条件が違う
という話。
よくあるのが給与が低かったり、ボーナスが出なかったり、勤務時間が違っていたりなど。
なぜそのような相違があるのかというと、
・求人の内容に関しては、ハローワークで逐一チェックがあるわけではない
・求人票に書かれているのはあくまで労働条件の目安であり、実際と異なっていても基本的には違法ではない
このような実態のため、取り締まることは難しいのが現状のようですね…。
また、ハローワーク求人の内容が実際と異なっていた場合、「ハローワーク求人ホットライン」という問い合わせ先に申し出ることができます。
これにより、その会社に対して是正指導が入るようですが、毎年1万件前後の申し出があるという実情です。
もちろん、嘘偽りなく正確に書かれている求人もありますよ。
ですが上記のような実態もあるため、ハローワーク求人で応募する際は、面接や入社前に雇用条件をしっかりと確認しましょう。
おすすめの転職活動方法
何の仕事をしたいかを明確にする
自分がどんな仕事に就きたいのかという軸は、最初こそしっかりと持っていても不採用を繰り返すと妥協を重ねて見えなくなってきたりします。
給与や待遇、雇用形態にこだわりすぎて、自分の得意ではない分野や興味のない仕事に応募して後々後悔することもよくあります。
自分が一番優先したいのは給与なのか、仕事内容なのか、プライベートの時間の長さなのか、
自分にとって妥協できる点とできない点をしっかりと明確にしましょう。
ハローワークだけに頼らない
過去の私はハローワークに行くと、それだけで求職活動をしている気分になってしまっていたのですが、結果としてハローワークだけでは不十分でした。
ハローワーク以外にも、求人を掲載しているサイトはたくさん存在します。
他の求人サイトもしっかりとチェックし、選択肢の幅を広げましょう!
転職エージェントも利用してみる
転職エージェントを利用すると、客観的な意見や判断を貰えるので、一人で転職活動するよりもスムーズかつ良い企業に出会えることもあります。
自分だけではどんな企業が良いのか分からない、
どうやって転職活動を進めたらいいのか悩んでいる…。
そんな人にはぜひオススメです。
まとめ
- Q結論、ハローワークで求人を探さない方が良い?
- A
ハローワークだけに頼るのは危険。
選択肢を広げる為にも他の転職サイトを併用するのがオススメ
ハローワークはたくさんの企業の求人が掲載されていますが、
他の求人サイトや転職エージェントを併用するのがオススメです。
いろんなサイトに掲載されている求人を比較すると視野も広がりますよ。
転職活動で後悔しないよう、求人をじっくり吟味してみてくださいね。