書類選考は通るのに、面接で上手くいかない…。
こんな悩みを抱えるコミュ障の人は多いのではないでしょうか。
私も、正社員雇用の求人では書類選考は通るけど面接が上手くいかず、求職活動が難航していた時期がありました…。面接って本当にしんどいですよね。
結論から言うと、正社員よりも派遣社員のほうが採用はされやすいですし、コミュ力に自信がない人は正社員よりも精神的に安定して働けるケースも多いです。
私も生粋のコミュ障人間ですが、派遣ならあっさりと仕事が決まり、その後も正社員時代より快適に働けました。
年収や世間体を気にして正社員という雇用形態にこだわっていた時期が私にもありましたが、コミュ障には正直メンタル面での悩みが尽きません。
それはどの雇用形態でも一緒でしょ?と自分も思っていました。
でも正社員って給与や福利厚生面での恩恵がある反面、結構めんどうなことも多いんですよね。
派遣で働いてみたら、正社員の頃に感じていた人間関係での窮屈さが軽減されました。
その時の実際の体験談も含めて、コミュ障の人が派遣で働きやすい理由をまとめました。
コミュ障の人が派遣で働きやすい理由5選
派遣には面接がない
正社員の選考は、書類選考→面接(複数回)を経て採用となりますよね。
しかし、派遣社員の場合はこのような選考方法ではありません。
派遣社員の場合、面接はありません。
派遣は、職場見学や面談・顔合わせと呼ばれるものを経て採用に至ります。
面談や顔合わせは面接とは違うの?
多くは面接ほどカッチリとしたものじゃないです。
私はこれまでの職務経歴程度は聞かれたけど、志望動機は聞かれなかったです
実は企業側には派遣を選ぶ権利がなく、労働者派遣法で面接が禁止されてます。
でも、何も判断材料がないのも怖いし…ということで、簡単な面談や顔合わせが実施されていて、この人で大丈夫かな?と実質選考はしているのが現状です。
それでも、正社員のような面接ではないのでハードルはかなり低いです。
など
実際の仕事に適応できそうかどうかの質問ばかりでした。
自己PRや長所短所などの質問は受けたことはないです。
私もですが、コミュ障の人は書類で受かっても面接で落とされやすいですよね…。
それは話術の無さだったり、ハキハキ印象良く話すのが苦手だったりするからかなと思います。
正社員面接が上手くいかない人でも、派遣であれば案外あっさりと採用されたりします。
ただし、中には正社員の面接のように、志望動機も質問してくる企業もあるようです。
特に、半年後に社員化が前提になる「紹介予定派遣」では少しキッチリした面接の傾向があります。
派遣って、応募する時点では企業名さえ知らないんだから志望動機とか聴いてこないでほしい…。
正社員面接ほど身構えなくても良いとしても、志望動機や自己PRなど質問されても困らないように自分の中で回答を用意しておくと良いと思います。
派遣会社の担当さんが随時フォローしてくれる
上記の顔合わせの際には、派遣会社の担当が同行してくれます。
企業側の担当者・派遣会社の担当・自分
という三者面談のような形になるので、普通の面接よりも緊張感が少なくて済みました。
進行も派遣会社の担当さんがしてくれるし、仕事のできる担当さんならこちらが喋りやすいように随所でフォローを入れてくれるのでかなり楽でした!
また、採用されて働きだしてからも、
お仕事大丈夫そうですか?何か困ったことないですか?と適度にフォローしてくださいます。
このフォロー度合いは、派遣会社によって様々なようです。
月に一度お電話でと決めてあるところもあったり、不規則に就業先に赴いて面談するところもあったり。
企業側に対して何か直接言いづらいことなども、派遣会社の担当さんに伝えて対応してもらえます。
次の派遣更新を継続するか、もう辞めるかという今後のことも、派遣営業担当さんに伝えます。
少し働いてみたけど自分に合わなかったから辞めたい…っていうときに、直接雇用の社員やアルバイトだと中々上司に言いづらいですが、派遣だとこの辺りが本当に気楽です。
一定の距離感で仕事ができる
私が実際に一番良いなと感じたメリットがこちら。
派遣社員はあくまで一時的にその企業に派遣されている人材です。
就業先の直属の社員ではないので、一定の距離感を保って仕事が出来ました。
直属の社員だったら周りの人とも仲良くしなきゃというプレッシャーがありますが、派遣はもし嫌だったり自分に合わなければ契約満了として数か月で辞めることも簡単です。
必要以上に周りと仲良くしなくていいや、と割り切って働けました。
本当に仕事だけしにきているような感覚です。
また、派遣社員だから適当でぞんざいな扱いをされる、という会社も中にはあるようですが、私が勤めていたところはむしろ別の会社に属している人材だからと丁重に扱われたように感じます。
(もしパワハラなどを訴えられたらもうその派遣会社を使えない…という恐れがあったと思われます)
派遣社員特有の距離感は、コミュ障の私にはとても働きやすかったです。
社員は半強制参加の飲み会や社員旅行も不参加で良かったのも大きい。
職場ではあまりプライベートのことまで把握したくないしされたくない…!
責任のある仕事は少ない
派遣社員に任される業務は、正社員と比較すると責任が少ない業務が多かったです。
毎日一定の業務を繰り返すような働き方も多く、業務上話す相手も社内の決まった相手だけの場合も。
私が派遣事務で勤めていたところは、2~3名の正社員+同じく派遣社員として働いている人数名だけとしか絡みがなく、コミュニケーション能力はそこまで必要がなかったです。
自分の好きな働き方を選びやすい
派遣求人はフルタイムから扶養内時間など様々な勤務形態の求人があります。
8~17時まで、9~18時まで、16時までの短時間勤務など、自分が無理なく働ける求人を探せます。
また、本来は残業も多少はある企業でも、
「残業は難しい」などの要望を受け入れてもらえている派遣社員さんもいました。
私が派遣で働いていた頃は、繁忙期は多少残業がありましたが基本的には定時に帰れたので、
正社員より自分の時間を確保しやすく、オンオフをしっかり切り替えられるのも良かったです。
(正社員の頃は定時に帰れることの方が珍しく、ダラダラと残業してました…。)
まとめ
この記事では、コミュ障筆者が実際に派遣で働いて感じた働きやすい理由をまとめて紹介しました。
派遣の就業先によるので一概には言えませんが、正社員よりも精神面でのメリットが大きかったなと痛感します。
コミュ障で職場との関わり方に悩んでいる人、
求職活動、特に面接で苦労している人の参考になれば幸いです!