・コミュ障だから職場で馴染めない…。
・退職、転職を考えているけど次の職場でも馴染めるか不安…。
人と関わることや、何気ない会話が苦手だと、職場でも人とどう接すれば良いか悩みがつきませんよね。
私も生粋のコミュ障なので、どの職場でも苦労を重ねてきました…。
・自分から話しかけるのが苦手で質問しづらい
・ランチや飲み会の場で何を話せばよいのか言葉に詰まる
・上司とエレベーターで一緒になった時など話題が浮かばず自分のコミュニケーション能力の無さが辛い
などなど…!
特に正社員時代は、いろんな部署の人と関わりが避けられなかったり、自分自身が自分の意向に沿わない部署異動や業務を命じられたりして、精神的に疲弊しました。
これまで、正社員も派遣社員も経験してきましたが、
結論を言うと、コミュ障の人間としては派遣社員の方が圧倒的に楽だったということ。
もちろん、派遣社員としてどんな仕事をするのかにもよるので一概には言えない部分ではあります。
しかし、派遣社員の方が負わされる責任が少なく、派遣社員という立場なので他の社員の方とも一線を引いて作業だけに集中できました。
この記事では、派遣社員として働いていた頃の体験談を基に、コミュ障女が派遣社員として働いた上でのメリットを解説します!
派遣社員として感じたメリット
まず、私の派遣社員時代の仕事内容を紹介します。
【業務内容】入力事務・HP更新作業など
【特徴】とにかく黙々とパソコンに向き合う
【電話応対】ほぼなし
【コミュニケーション】同部署の同僚と少し業務上の会話する程度
人との会話が少なめで良かった
私が配属された部署は、8割が派遣社員で構成され、残り2割の正社員の方の指示に従って日々の業務をこなしていく形でした。
基本的に毎日同じ業務を黙々と繰り返すだけで、終わったら報告し次の指示をいただく。
なので、ほぼ同じ相手としか会話する必要がなく、正社員の方が出席している会議にも不参加。
コミュニケーション能力が低くてもパソコンが使えれば充分に務まりました。
向上心のある人や、同じ作業ばかりだと苦痛に思う人にはつまらないと感じられるような業務内容でしたが、
コミュ障の自分は、この働き方がとても心地よかったです。
責任を負う作業が少なかった
もちろん会社員として働く上でひとつひとつの作業に責任はありますが、正社員の人と比較すると楽な作業を任されがちでした。
正社員の人は他部署の人との連携や報告、会議への出席など、コミュニケーション能力が必要とされる場面が多く、スキルアップの為の講習や資格の習得なども会社から命じられたりと課せられるものが多かったです。
残業も繁忙期以外は基本なしでした。
人によってはそもそも「残業NG」として契約している派遣社員もいました。
無理に仲良くしようと思わなくて良かった
派遣社員は、就業先の社員ではありません。
その為、疎外感を感じることもありますが、実際に働いた感想としては一線引いた距離感の方が仕事がしやすかったです。
与えられた業務をきっちりこなせさえすれば、別に無理に社員の人と仲良くならなきゃ!という意識も持ちませんでした。
業務としての報告・連絡・相談は行いますが、プライベートの話などはほとんどせず業務に集中する毎日。
他の派遣社員の人の年齢や家族構成とかも全然知らないまま契約終了してサヨナラになる人が大半でした。
中には派遣や正社員も関係なしに仲良しこよしする職場もあるとは思いますし、そっちの方が良いという人もいるとは思いますが、私はこの仕事だけしにきているんだというスタンスがとても楽でした。
職場の人とはLINEも交換したくない派です。
LINEの友達一覧見ると休日でも仕事のことを思い出してしまうから。
困ったことがあれば派遣会社に相談できる
もし就業先の社員の対応に困っている時などは、派遣会社の担当さんに相談ができます。
直接その社員さんに言いにくいことでも、間接的に伝えてもらえるので気が楽でした。
本当に何か苦情を入れたことは無かったですが、出勤日や有給に関する相談なども派遣会社の方を通してお話することが出来るのがありがたかったです。
あとは契約更新するか、今の契約期間を持って終了するかなども派遣会社の担当さん経由でお伝えする形なのも楽。
「すみません来月で辞めます」のような伝えづらいことも、就業先の上司に直接時間をとって言わなくて良いのもコミュ障人間には大変やりやすかったです。
正社員の頃に感じたデメリット
他の社員とのコミュニケーションを求められる
私は派遣社員から就業先の正社員として雇用されましたが、
やはり正社員の場合、派遣の頃よりも他の社員とのコミュニケーションが求められました。
他部署との仕事上のやり取りも増え、
派遣社員の頃は出席しなくて良かった会議や飲み会への参加も半強制へ。
直属の上司以外の上層部ともやり取りが増えたので、コミュニケーション能力の低さが露呈する場面が多々ありキツかったです…。
不本意な部署異動がある
派遣社員の頃は、ずっと同じ部署で同じ業務でしたが、正社員になると容赦なく部署異動が命じられました。
部署異動になると、業務の覚え直しはもちろん、今まで絡んだことのない社員と一から関係を構築しないとならないのでとても精神的に疲れますよね…。
また、本人のコミュニケーション能力に関わらず、コミュ力必須な業務を振られることも充分にあります。
場数をこなして慣れていけ、という上層部のスタンスは理解できるのですが、苦手なものは苦手。
もうこれは多少慣れたとしても、そもそも人とコミュニケーションをとること自体が好きではないという嗜好はそう簡単には覆らないです。
正社員は、必ずしも自分の得意な業務をやらせてもらえるとは限らないのがネックだなと痛感しました。
責任が重い業務が多い
正社員の場合、やはり派遣社員と比べると責任のある仕事を任されます。
ノルマであったり、重い案件であったり、会議での発表など派遣社員の頃は一切やっていなかった業務が課せられ重圧が大きかったです。
何かミスがあると非正社員さんの代わりに矢面に立つこともあります。
なので、仕事から帰宅しても仕事のことで頭がいっぱいになってしまい、オンオフの切り替えが難しいと感じることがよくありました。
派遣社員の頃は、基本的には残業も繁忙期以外はなく、帰宅後は仕事のことは考えずに済んでいたので落差がすごかったです。
その分、もちろん派遣社員時代よりも給与は上がりましたが、自分のコミュニケーション能力の低さに気が滅入ることが増え、正社員と派遣どちらが良かったのだろう…。と考えることが増えました。
給与をとるか、楽さをとるか。
コミュ障の自分としては、結果的に派遣の方が自分のスタイルに合っていたと感じました。
まとめ
▼派遣社員として感じたメリット
・人との会話が最低限だった
・責任を負う作業が少なかった
・無理に仲良くしようと思わなくて良かった
▼正社員の頃に感じたデメリット
・他の社員とのコミュニケーションを求められる
・不本意な部署異動がある
・責任が重い業務が多い
これはもちろん私の実際の体験に基づくものであり、就業先によって異なります。
ですが、派遣として就業先を探す際に、
・電話応対なし
・コツコツ作業
などのキーワードを含んだ求人も結構あるので、
コミュニケーション能力に自信のない方は、そういった求人を狙い目として探してみるのもおすすめです!
コミュ障でも、働く環境を変えてみると案外快適に働けたりします。
特に、コミュニケーション能力には自信がないけど、真面目で、コツコツした作業は出来る!という方は、ぜひ派遣で求人を探してみてください。
あなたに最適な職場が見つかりますように!