【体験談】みなし残業制求人はブラック?実際に働いて感じたデメリット解説

転職・退職

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求職活動をしている際に、たまに聞く「みなし残業」
そして必ずみなし残業は辞めておけ、という言葉も耳にします。

  • みなし残業ってどういう制度?
  • みなし残業の何がダメなの?
  • 気になってる求人がみなし残業制みたいなんだけど辞めた方が良い?

この記事では、そんな疑問や悩みを解決します。

先に結論を述べると、
「みなし残業制」を利用する企業は避けることを推奨します。

ruri
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実際に過去に私が勤めていた企業では、

このみなし残業制が採用されていました…。


その際に感じたデメリットを中心に、詳しく解説します!

みなし残業制って何?

まず「みなし残業」という言葉をご存じでしょうか?
みなし残業とは、実際の残業時間に関わらず毎月一定の残業代が給与に含まれる制度のことです。

求人票での記載例としては、
「月給25万円(月〇〇時間の固定残業代●万円を含む)」といった表記で書かれています。

ここの「月何時間」は、20時間だったり30時間だったり企業によって異なります。
そして、その時間以上に残業をした場合はその分の賃金を加算して支払う、というのがみなし残業制になります。

みなし残業のメリット(従業員側)

残業がまったく無しでもみなし残業代は貰える

みなし残業は、もしその月まったく残業せず定時で帰れたとしても、固定残業代を含んだ月給が発生します。
なので全然残業しなければよりお得に感じられる制度とは言えます。

※しかし正直、実際に働いてみると全然メリットに感じられませんでした。
 後ほどデメリット部分で解説します。

みなし残業のメリット(企業側)

残業代の計算が楽

みなし残業時間内での残業の場合、残業代は一律で同じ金額となるため計算する手間が省けます。
しかし、みなし残業時間以上に残業があった場合は、超過分を支払う義務があるため、社員が毎月何時間働いたかは把握しなければなりません。

実際のみなし残業の実態

感じたデメリット

みなし残業制=定時では帰れない企業

みなし残業制を採用しているということは、毎月一定の残業は発生する企業である確率が高いです。
全く残業しなくてもみなし残業代を含めた月給が貰えますが、実際にこの制度を使用している企業では、ある程度の残業時間を覚悟しておいた方が良いです。

定時で帰れる人ほど得をするように感じる制度ですが、
毎日定時で帰りたい!という人ほど特にオススメできません。

実際に過去私が働いていたみなし残業制を採用していた企業では、皆毎日2~3時間程度残業していました。
みなし残業制度の会社だったけど毎日定時で帰れていたよ!という声もほとんど聴いたことはないです。

ruri
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どうしても入りたい企業がこの制度の場合、

実際の社員の平均残業時間を事前に聞くことをオススメします。

求人票には「毎月〇時間程度の残業」と書かれていても、社員によって大きく異なったり、あまり当てにならないケースも多いです。

基本給が極端に低い場合がある

「基本給+みなし残業代+その他諸々の手当=月給」になるのですが、
この基本給部分を極端に下げている企業も多いです。

例えば、月給25万円の企業AとBがあったとします。

A:基本給15万円+みなし残業代7万円+その他手当3万=月給25万円
B:基本給22万円+その他手当3万=月給25万円

貰える給与は一見同じに思えますが、Bの場合は上記内訳に残業代を含んでいない為、残業するとその分さらに加算されます。

このように、事前にみなし残業代を含ませることで月給を見栄え良く見せている企業が多いのが実態です。

他の企業と比較して、基本給自体が極端に低い場合は特に注意が必要です。
基本給は多くの企業でボーナスや退職金などの算出の際にベースとなる金額です。
そもそもの基本給が高い企業の方が確実に良いと言えます。

残業する際にモチベーションが上がらない

当時私が働いていたみなし残業制の企業では、終電間近まで働くことが確定している日が毎月1~2日はありました。
その他にも絶対に定時では上がれない量の業務が降ってくることもしばしば。
みなし残業時間は40時間だったのですが、チンタラやっても毎月そこまでは届かないんですよね。

そんな時に思うのが、
「今残業してるけど、残業せず定時で帰れたとしても貰える給与は変わらないんだよなぁ…」ということ。

なので、残業日はとにかくやる気が起きません。

実際に働いていて、とにかくモチベーションが上がらないというのが一番デメリットでした。

その次に働いた企業では、残業した分30分単位で計算されて支払われました。
この方が残業の際に「頑張ったらその分残業代は入るし良いか」とやる気になれたので、自分の頑張りに対してその分だけキッチリお金が欲しい方は、みなし残業ではない企業をオススメします。

結論:みなし残業制はオススメしない

みなし残業制のデメリットは、

  • 定時では帰れない(残業がある程度発生する)企業の確率が高い
  • 基本給が極端に低い場合がある
  • 残業する際にモチベーションが上がらない

みなし残業制の会社でも、15分単位で残業代が支払われる会社でも働いた経験がある筆者としては、今後転職する際もみなし残業制は避けます。

もし今求職中の方で、どうしても気になっている求人がみなし残業制の場合は
・月何時間のみなし残業なのか
・月何時間くらいの残業が発生するのか
・基本給はいくらか

は事前にしっかりと確認することをオススメします!

みなし残業=ブラック確定ではありませんが、ブラックが多いとも言われているのが実情です。

なので、入社後に後悔しないように
本当にこの企業は大丈夫か?
もっと良い条件の求人はないか?

と、じっくり下調べをして、良い会社に巡り合いましょう!

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